WordPress 用 Bootstrap Gutenberg ブロック。このプラグインは、Bootstrap のコンポーネントやレイアウトオプションを Gutenberg ブロックとして追加します。
特徴
- Bootstrap v4 と v5 をサポート
- CSS Grid をサポート (実験的)
- フィルターでフルカスタマイズが可能
- 設定は設定ページ、またはプログラム中の定数で
- ブロックのテンプレートは、テーマで上書きが可能
このプラグインの完全なドキュメント (英語) は、GitHub: https://github.com/liip/bootstrap-blocks-wordpress-plugin#readme でご覧いただけます。
利用可能なブロック
Bootstrap Container (コンテナ)
設定:
- フルード(可変): 有効にすると、コンテナは使用可能な幅全体を使用し、ビューポートの幅いっぱいに拡がります。
- フルード (可変) ブレークポイント: responsive containers を有効にします。この機能は、Bootstrap 4.4 以降でのみ動作します。コンテナは、指定したブレークポイントに達するまで、100% 幅となります。それ以上は、より広い最大幅のそれぞれのブレークポイントに設定された幅が適用されます。
- 下マージン: Bootstrap Container ブロックの下マージンを設定
Bootstrap Row (行)
設定:
- テンプレート: 內部の
column
ブロックのテンプレートを選択 - 余白なし: カラム間の余白を無くす
- 水平方向の配置: 内側の
column
ブロックの水平方向の配置 - 垂直方向の配置: 内側の
column
ブロックの垂直方向の配置 - エディターでカラムを縦並び: エディターでカラムを読みやすくするため、カラムを縦並びで表示します。
- 水平方向の間隔: 水平方向の間隔のサイズ
- 垂直方向の間隔: 垂直方向の間隔のサイズ
- CSS Grid ガター: CSS Grid を使用する場合のガター (グリッド間の空き) のサイズ。
Bootstrap Column (列)
設定:
- 全てのブレークポイント (xxl, xl, lg, md, sm, xs) でのサイズ: 指定されたブレークポイントで、カラムがどれだけスペースを使用するか。
- 全てのブレークポイント (xxl, xl, lg, md, sm, xs) で等幅: 可能な場合、カラムは他のカラムと同じ幅に拡がります。
- 背景色: カラムに背景色を設定
- コンテンツの垂直方向の配置:コンテンツを列の垂直方向に配置します。このオプションは、背景色が設定されている場合にのみ必要です。それ以外の場合は、外側の
行
ブロックの 列 オプションを使用してください。 - Padding: カラム内側の余白 (Padding) の指定
Bootstrap Button (ボタン)
設定:
- スタイル: ボタンのスタイルを選択
- 新しいタブで開く: リンクを新しいタブで開く場合に選択
- Rel: リンクの rel 属性をセットしてください。
- 整列: ボタンの水平揃え
対応している Bootstrap のバージョン
このプラグインは、Bootstrap v4 と v5 をサポートしています。
Bootstrap のバージョンは、このプラグインの設定 (設定 > Bootstrap Blocks) で選択できます。 wp-config.php
の WP_BOOTSTRAP_BLOCKS_BOOTSTRAP_VERSION
定数で指定することも可能です。
- Bootstrap 4:
define( 'WP_BOOTSTRAP_BLOCKS_BOOTSTRAP_VERSION', '4' );
- Bootstrap 5 (default):
define( 'WP_BOOTSTRAP_BLOCKS_BOOTSTRAP_VERSION', '5' );
現在の適用可能な値は '4'
か '5'
です。デフォルトでは、Bootstrap のバージョン5 が選択されています。
CSS Grid
CSS Grid (Bootstrap >= 5.1.0 でサポート) は、プラグイン設定 (設定 > Bootstrap Blocks) 、または、wp-config.php
ファイルで WP_BOOTSTRAP_BLOCKS_ENABLE_CSS_GRID
定数を定義すると有効にすることができます。
例: define( 'WP_BOOTSTRAP_BLOCKS_ENABLE_CSS_GRID', true );
CSS Grid を有効にすると、row
と column
のブロックは、レンダリング処理にカスタムテンプレートを使用します。
- 行:
row-css.grid.php
- 列:
column-css-grid.php
Bootstarp のライブラリでも実験的な機能とされているため、サポートもまだ実験的なものとなります。使い方の詳細は、Bootstrap 公式ドキュメントをお読みください。
Bootstrap ライブラリ
このプラグインは Bootstrap ライブラリを含んでいませんので注意してください。ご自身でセットする必要があります。Bootstrap をロードする前に、使用者のニーズに合わせて設定 (CSS変数、読み込むパーシャル SCSS ファイルや JavaScript モジュール) を変更できるよう、ライブラリを含めないことにしました。
テーマの function.php
で Bootstrap (CDN) を読み込むコードサンプルは、ドキュメント をご覧ください。
テンプレート
全てのブロックが、ダイナミックブロックです。これにより、テーマ内のブロックのテンプレートを上書きできます。
ブロックテンプレートのカスタマイズも可能です。テーマディレクトリに wp-bootstrap-blocks/
フォルダを作成し、その中にオリジナルテンプレート wp-bootstrap-blocks/src/templates/<blockname>.php
を複製し編集してください。
必要条件
- WordPress >= 5.0
- PHP >= 5.6
より詳細な情報
- ドキュメンテーション: https://github.com/liip/bootstrap-blocks-wordpress-plugin#readme
- WordPress プラグイン: https://wordpress.org/plugins/wp-bootstrap-blocks
- GitHub リポジトリ: https://github.com/liip/bootstrap-blocks-wordpress-plugin
- 更新履歴: https://github.com/liip/bootstrap-blocks-wordpress-plugin/releases
- Issue 追跡: https://github.com/liip/bootstrap-blocks-wordpress-plugin/issues