ドメイン
ドメイン名とは、WordPress.com. でホストされる Web サイトやブログ用のカスタムアドレスです。カスタムドメイン名を WordPress.com サイトに登録、マッピング、または移管すると、ユーザーは覚えやすい特徴的なアドレスを使用してサイトにアクセスできるようになります。
目次
ドメイン名の概要
ドメイン名は、ユーザーがサイトを訪問するときに使用するアドレスのことで、Web ブラウザーで指定すると、対象サイトを見つけることができます。住所と同じように、ドメインによってオンラインでサイトを訪れることができます。さらに、店の前に看板を立てるのと同じように、カスタムドメイン名を使うと、サイトをプロフェッショナルに見せることができます。
WordPress.com サイトには、WordPress.com サブドメインを使用した無料のアドレス(例:yourgroovysite.wordpress.com) が付属しています。
「.wordpress.com」の箇所を削除し、代わりに「yourgroovydomain.com」のようなカスタムドメイン名を使うことができます。
カスタムドメイン名は Web ホスティングとは異なります。ドメイン名が Web サイトのアドレスであるのに対し、ホスティングは Web サイトのコンテンツの保存場所です。多くの場合、ドメイン名と Web ホスティングは同じプロバイダーから購入します。ただし、別のプロバイダーを通じてドメイン名を登録 (購入) し、Web ホスティングにマッピングすることもできます。
重要な注意事項
- サイトにカスタムドメインを追加するには、WordPress.com プランが必要です。
- ドメインを登録するときには、正確な名前そのもの (example.com など) を購入します。ドメイン名は固有のもので、一度に指定できる Web サイトは1つのみです。
- 当社の WordAds プログラムでは、ブログに表示される広告からの収益の一部を受け取ることができます。カスタムドメインの取得には、WordAds への参加が必須です。WordAds プログラム以外の広告をサポートしているのはビジネス以上のプランを契約しているサイトに限定されます。
- カスタムドメインを使用する場合でも、ブログは引き続き WordPress.com にホストされるため、必ず当社の利用規約を遵守してください。
- カスタムテーマやプラグインのアップロードをサポートしているのは、WordPress ビジネス以上のプランのみです。一部の HTML コードとスクリプトはサポートされません。自分のファイルに FTP でアクセスすることはできません。
- ドメインを追加すると、すべての投稿とページの URL (リンク) が変更されます。訪問者は自動的に転送されますが、Facebook などサードパーティのサービスは URL を使用してアクティビティを測定します。このため、これまでのシェア数がゼロにリセットされてしまうことがあります。今後の投稿には影響しません。
ドメイン名の追加
サイトにカスタムドメインを追加する方法は4つあります。
- WordPress.com を通じて新しいドメイン名を登録する方法。
- 新しいドメインは使用しているサイトやブログと自動的に関連付けられます。
- ドメイン名は WordPress.com アカウントを通じて直接更新処理されます。
- WordPress.com に (所有している) 既存のドメインを移管する方法。
- 他のプロバイダーを利用して登録したドメイン名の登録を WordPress.com に移動する場合。
- ドメイン名の移管が正常に完了した後は、WordPress.com アカウントから直接ドメイン名の更新を管理します。
- WordPress.com に (所有している) 既存のドメインをマッピングする方法。
- 他のプロバイダーで登録したドメインを、登録を移管せずに、WordPress.com で使用してサイトをホストする場合。
- ドメイン名の更新料金は従来のドメイン登録業者に引き続き支払い、ホスティングとドメインのマッピング料金は WordPress.com に支払います。
- WordPress.com site にサブドメインをマッピングする (既存の Web サイトがあるドメイン向け) 方法
- Web サイトのコンテンツに影響せずに、ドメイン名にサブアドレスを作成する場合。例:blog.yourgroovydomain.com では、”blog” がサブドメインとなります。
主要アドレスの設定
- 同じサイトを指す複数のカスタムドメインを持つことができます。
- たとえば、主要ドメインに似た間違いやすいスペルのドメインを複数追加すると、訪問者は入力ミスをしても正しい場所を訪れることができます。
- これらのドメインのうち1つは主要ドメインとなり、他のドメインはすべて主要ドメインに転送されます。
- 訪問者は追加したドメインのうちどれを使っても正しいブログを訪問できますが、ブラウザーのアドレスバーには常に主要ドメインが表示されます。
主要ドメインに設定されているドメインを確認するには、「参加サイト → 管理 → ドメイン」に移動します。ここで、現在どのドメインが主要と表示されているかを確認できます。

主要ドメインを変更するには、右上の「主要ドメインの変更」をクリックします。

次に、主要ドメインに設定するドメインを選択します。

変更はすぐに適用されます。新しいドメインを追加するときには、変更が適用されるまでに若干の遅延が発生する場合があります。
ドメイン名の移動
ドメインを WordPress.com に登録しているとしても、必ずしも WordPress.com をホストとして使う必要はありません。登録されたドメインはお客様のものです。したがって、どのホストでドメインを使ってもかまいません。
WordPress.com 以外の業者にドメインを登録している場合、WordPress.com からのドメインの移動に関する情報は、ご利用の登録業者にお問い合わせください。ドメインの登録先を確認するには、Domain Helper を使用してください。
WordPress.com を介して購入・登録したドメインを、WordPress.com に存在しないサイトで使用する方法には、次の選択肢があります。
- WordPress.com を介して登録したドメインを維持しながら、別の場所を指すようにネームサーバーを変更する。
- A レコードを使用して DNS レコードを更新する。
- ドメインを別の登録業者に移管する。
これらのオプションで達成される結果はすべて同じです。つまり、ドメインは別のホストによる別のサイトに向けられるようになります。ただし、新しいホストがドメインの転入移管をサポートしていれば、ドメインとホスティングを同じ場所で管理されるようにする方が簡単かもしれません。
上記のほかに、他の WordPress.com ユーザーにドメインを移動するか、所有する他のサイトにドメインを移動する方法もあります。
ドメイン名の更新
ドメイン名はホスティングプランの購読とは別に更新されます (例 :ブロガー、パーソナル、プレミアム、ビジネスなど)。
ドメイン名の更新管理は、他のすべての購入と同様に、お使いのアカウントの同じ場所で処理されます。
ドメインやWordPress.com での他の購入サービスの更新管理方法に関する詳細は、サポートドキュメント「購入を管理」を参照してください。
サポートドキュメントでは、当社の返金ポリシーや、お客様のドメインの更新手数料の支払い日の他に、よくある質問の回答も確認できます。

ドメイン名の有効期限
ドメインを維持したい場合は、有効期限が切れないようにします。ドメインの失効プロセスは長く複雑です。失効させてしまうと、遅延更新手数料 (80ドル) を追加請求されるか、ドメインを完全に失う可能性があります。
ドメインの消失を避けるためには、必ず自動更新に設定します。「Me → 購入」に移動して、ドメインをクリックし、自動更新のステータスを確認します。

日付の上のタイトルが、「ドメイン更新日」でなく、”Domain expires on” であれば、ドメインは自動更新されません。
自動更新を有効にするには、「支払い方法を追加」をクリックして支払情報を保存します。

ドメイン名のキャンセル
ドメイン登録をキャンセルすることには、次の意味があります。
- そのドメインの使用権を放棄しようとしています。
- サイトが機能しなくなることがあります。
- ドメインが永久に失われることがあります。
ドメインの購入から96時間以内にキャンセルすると、返金されます。キャンセルして返金を受ける方法についての手順は、こちらのページを参照してください。
一度キャンセルしたドメインは再取得が難しい可能性があります。ドメインをキャンセルするのは、その必要性がなくなり、他の人がそれを登録して使用しても構わない場合に限られます。
ドメインを別の所有者、サイト、登録業者に移管する場合やサイトまたはアカウントのみを変更する場合は、ドメインをキャンセルしないでください。
ドメイン名の使用を継続する場合、こちらをクリックして、他のホスティングプロバイダーにドメイン名を移動する方法の選択肢をご覧ください。
ドメイン名料金の返金
ドメイン名の登録料と更新料はドメインが登録または更新されてから96時間以内であれば返金を受けることができます。期限切れドメインの復旧手数料は返金できません。ただし、復旧手続きに失敗し、ドメインを再取得できなかった場合を除きます。
ドメイン名の変更
- ドメイン名は、登録された後には変更できません。
- ドメインのスペルを間違えた場合などは、96時間のキャンセル期間内にキャンセルできます。キャンセルされた後、ドメインページからサイトの新しい正確なドメイン名を登録できます。
- ドメインマッピングの購入手続き中にドメインのスペルを間違えた場合は、30日以内にキャンセルすれば返金を受けられます。
- その期間を過ぎた場合は、サポートにお問い合わせください。
カスタムメールアドレス
WordPress.cocm では メール転送を行いますが、完全なメールホスティングを希望する場合、お客様のカスタムドメインに別のプロバイダーを連携できます。自分のドメインのメールアドレス (例 : you@my.blog) を取得するには、メールオプションを確認してください。
ネームサーバーと DNS
WordPress.com のネームサーバーは以下のとおりです。
ns1.wordpress.com
ns2.wordpress.com
ns3.wordpress.com
WordPress.com で登録されるドメイン名にはこれらのネームサーバーが自動的に設定されます。
DNS レコードの編集
カスタム DNS エントリには、A、AAAA、MX、CNAME、TXT、SRV レコードを含めることができます。サブドメインの追加、メールの設定、またはウェブマスターツールといった他のサービスのドメイン名の所有権の認証を試みる場合、DNS レコードを変更する必要が生じる場合があります。
よくある質問
使用サイトがオフラインになるのはなぜですか ?
使用サイトがオフラインになる理由はいくつかあります。
最近、ドメイン名を登録した場合や連絡先情報を変更した場合は、連絡先情報を認証するために、ドメインの連絡先メールアドレスにリンク付きのメールが届きます。このメールが届かない場合や14日以内にリンクをクリックして連絡先情報を認証しなかった場合、ICANN はドメイン名を一時停止します。
連絡先情報が認証されると、ドメイン名はオンラインに戻ります。メールの送信経路を確認 (および新しいメールをトリガするために情報を更新) するには、「ドメイン → 連絡先 → 連絡先情報を編集」に移動します。
ドメイン名が失効すると、サイトはそのドメイン名経由では機能しなくなります。WordPress.com を通じてドメインを登録 (購入) した場合、「購入」からドメイン名を更新できます。他のプロバイダーでドメイン名を登録し、WordPress.com アカウントにマッピングしている場合、ドメインがアクティブなままであることをそのプロバイダーに確認してください。
ドメインのネームサーバーまたは DNS のレコードは適切に設定されていない可能性があります。アカウントの「ドメイン」セクションから、ネームサーバーが WordPress.com に正しく設定されていることを確認してください。
ドメイン名を設定しましたが、使用サイトのアドレスにまだ WordPress.com と表示されます。なぜでしょうか ?
ドメイン名が主要サイトアドレスに設定済みであることを、アカウントの「ドメイン」セクションで確認してください。
ドメイン名を複数所有することはできますか ?
同一の WordPress.com サイトに複数のドメイン名を指定できます。ご自分の WordPress.com アカウントから違うドメイン名で複数のサイトを保有することもできます。
同一の WordPress.com サイトに複数のドメイン名を指定する場合 (つまり、すべての指定ドメインがまったく同じコンテンツを表示)、使用サイトの「ドメイン」セクションから追加ドメインを登録またはマッピングできます。
各ドメイン名が違うコンテンツを表示するようにするには、アカウント内の別々のサイトでドメイン名を設定します。既存サイトでドメイン名を登録済みである場合でも、別のサイトを作成してそのサイトにドメインを移行できるため、ご安心ください。
アカウントで新しいサイトを作成するには、https://wordpress.com/start に移動してください。新設サイトにホスティングプランを選択する際、新しいドメイン名を登録済みの場合は、無料の WordPress.com アドレス (デフォルト) を選択します。次に、 こちらをクリックして、新しいサイトへのドメイン名の移動に関する説明をご覧ください。
ドメインに SSL は付属しますか ?
はい。WordPress.com サイトにアタッチされるドメイン名 (登録されたものと、ネームサーバーを通じてマッピングされたものの両方) には Let’s Encrypt が発行する SSL が含まれます。